高田馬場日本酒めぐり2日目。

高田馬場日本酒めぐり2日目は、まずい魚青柳で。

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ついつい見境なくミーハーに走ってしまいました…。

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バフンウニも500円とは思えないボリューム。

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鼎もキリッとして、中々飲み応えがあります。

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アサリのグラタンは、特製ベシャメルソースも美味いですが、肉厚のアサリがかなり上質です。

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で、場所を移して太閤で結を飲んで終了。

二日間、よく飲みました。

高田馬場・秀永のほんこん飯。

前々から気になっていた高田馬場の秀永

やっと行くことができました♪。

で、今回は名物?ほんこん飯。

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ピリ辛な味噌味の肉野菜炒めと半熟卵がご飯の上にどかんと載せられております。

かなり濃い味ですし、のども渇くのですが、麻薬的にはまりそうな一皿です。

トクサツガガガ展@NHKスタジオパーク。

NHKスタジオパークで開催中のトクサツガガガ展。

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今年の1~3月のドラマで活躍した特撮ヒーローが並んでいました。

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中に人が入っていないせいか、少しスリムに見えるエマージェイソン。まあ、叶のほうが華奢ですけど。

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ゲンカ将軍はヒールとして抜群の存在感。

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小物もかなり気合を入れて造られています。

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フィギュアのクオリティが高すぎる…。

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さすが、NHK。

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妥協をしないドラマづくりですね…。
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ちなみに、

半分、青いのコーナーもまだありました。

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最後は岡本太郎氏の壁画に見送ってもらいました♪

高田馬場日本酒めぐり。

今日、明日のスケジュールで開催中の高田馬場日本酒めぐり。

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飲み放題のイベントではないので、比較的落ち着いて店を巡ることができます。まずは太閤で不動からスタート。昨年の夏酒です。

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普段中々行けない店をお試しするのにも良い機会ですね。やだらめぇのせんべい汁、美味い♪。

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2酒目は田酒、3酒目はばりちゃんで十四代。ミーハーしちゃいました。

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青森料理のやだらめぇと博多ラーメンのばりちゃんが姉妹店というのを初めて知りました…。


4店目は和バル処えんじで、吾有事。発泡感が残る一本。

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最後は吟の邑で町田酒造のにごり・3年熟成を頂きました。

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明日も参加しようかなぁ?

ウルトラマン一家@須賀川メインストリート。

須賀川の街はウルトラ兄弟(一家)に護られています。

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初代はやっぱり腰を落とすスタイル。

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タロウは御曹司ですから堂々としていますね。

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母は目が少し怖いです。

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一方的に親近感を持っているジャック(帰ってきたウルトラマン)。

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セブンのポーズはこれじゃないと思う・・・。

須賀川キッチンあぐりで須賀川の味を満喫。

須賀川のメインストリートに面した須賀川キッチンあぐりで夕ご飯(と言う名の飲み)。

まずは一歩己からスタート。

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須賀川産のこごみも良いアクセントになります。

チューハイは中ハイと称して、学校の名前が色々つけられています。

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地元だけでなく、各地の学校の名前が冠されているので、母校を見つけるのが楽しいですね。

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日本酒のメニューも充実しています。

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野菜が豊富な須賀川産のグリーンサラダ。

にんじんドレッシングが彩りを添えています。

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須賀川産行者ニンニクの天麩羅もたまりません。

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二杯目は、須賀川産コシヒカリで醸された石背の光。廣戸川を醸している蔵元が造っています。石背の光はこの店オリジナルだそうですが、市販されている石背とはどう違うのかな???

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お店自慢の黒豆納豆のきつね焼きは、酒盗並に酒が進みます。

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陣屋も美味い♪。

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〆に井桁の温麺を頂きましたが、丁度良いサイズで、寒い夜の身体を温めてくれます。

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デザートは須賀川産の苺。

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最初から最後まで須賀川尽くしの一時を楽しみました♪♪♪

円谷英二ミュージアム@須賀川・tette。

今年1月に開館した須賀川のtette

最上階には巣川が出身の円谷英二さんの業績を展示した円谷英二ミュージアムがあります。

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ゴジラやウルトラマンを初めとする特撮に関する資料が展示されていますが、

特撮で使われる背景画を書いていた方が、

壁に絵を描いているコーナーもあり、中々見応えがあります。

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須賀川市役所にはウルトラの父がいて、怪獣さんたちが近づけないので、

tetteは怪獣さんたちが跋扈しています。

バルタン星人の解説にふぉっふぉっふぉっふぉとわざわざ書かれている辺りが、まもなく令和の代が訪れることを感じさせます。

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大きな声では言えませんが、某地方創生○○金を活用してこれら3体の模型が作られているようです。

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↑、これ、知らない…。

郡山駅。

JR東北本線郡山駅。

昭和な雰囲気を遺す駅名標は、随分昔に見たものかも。

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東北本線は上り・下りとも結構な混雑。

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磐越西線はどうかな???

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水郡線は空いていました。

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郡山駅名物の転車台も健在。

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GWにSLが走るかな???

熟成古酒ルネッサンス2019。

熟成古酒ルネッサンス2019に参加。

今回は平成最後と言うことで、平成元年ものがいくつか出ていたように思います。

こちらはそのうちの一つ、羽島の千代菊さんの新酒!30年ものです。

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いつの間にか熟成古酒も市民権を得て、参加者がどんどん増えてますね。

今回の収穫は、おけい茶屋さんが立ち呑みアンテナショップを開設したとの情報。

行かなくちゃ。

相鉄の新型、12000系。

今秋のJRとの直通運転に向けて相鉄の新型車両が走行開始。

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デビューしたての12000系にたまたま乗車することができました。

中々スタイリッシュな面持ちです。

車内も、新車の心地よい香りが良い感じでした。

ばりちゃんで博多ラーメン。

高田馬場の博多ラーメンばりちゃんを再訪。

というより、

今日13時過ぎのばりちゃんはこちらで、

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0時過ぎのばりちゃんはこちら。

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13時間後に再訪するとは思わなかった…。

こういうことになるなら飲んだ後の〆のラーメンはやめておくべきだったか…。

『復興と尊厳 震災後を生きる南三陸町の奇跡』。

(公共)人類学の視点から、復興事業の過程をたどった一冊。


復興と尊厳: 震災後を生きる南三陸町の軌跡
東京大学出版会
内尾 太一

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全体として、被災者の尊厳という観点から論述されています。

支援=贈与を受けることにより被災者が負う負債によって、支援者と被支援者(被災者)との関係の変化していくさまは、具体例を挙げながら詳述されています。

他方、防潮堤を巡る議論については、尊厳との関係は明示的でない(尊厳=自己決定権ということであれば記述はされていますが)ところがあったり、復興事業の主体としての国と県と市町村との役割分担に余りにナイーブだったり(簡単に言うと、何でも国がいかんという論理)します。
まあ、この辺は、実際に被災者支援に携わってきた方から見ると、行政の動きが鈍く見えると言ったことに対しては、論理的ではいられない、感情的な思いが出てきてしまうのはやむを得ないことかもしれません。

また、震災遺構を巡る議論については、被災者はもちろんのこと、被災者以外の関係者というアクターにももうちょっと焦点を当てて欲しかったなと。筆者のフィールドワークの埒外なのかもしれませんが…。

最後のまとめにある、エンパワメント/ディスエンパワメント、「支援/被支援の権力関係を実質的な解除へと向かわせる実践」=アンパワメントの重要性、ということは、これから東日本大震災からの復興だけでなく、各地で起きてしまっている大災害後の対応においても、大事な視点だと思われます。

全般的に、公共人類学という、決して古くない学問的基盤の上に立って、現在進行形の課題を分析した意欲的な一冊であるとともに、被災地における実践を学術的に論述することの難しさも垣間見られる一冊でした。

幻の日本酒を飲む会@グリル峰(峰最終回)。

第566回幻の日本酒を飲む会は、来月で閉店するグリル峰で開催。

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全国31種類の様々な表情のお酒を楽しみました。

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私が幻の日本酒に飲む会に出会ったのがこのグリル峰。

なくなってしまうのは寂しいですが、本当にこれまでありがとうございました。

『明るい公務員講座 管理職のオキテ』。


明るい公務員講座シリーズ第3弾。

今度は管理職になったときの心構え、実践篇です。


明るい公務員講座 管理職のオキテ
時事通信社
岡本 全勝

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長い行政経験を踏まえた率直な言葉には説得力がありますが、

中々実践できないんですよねぇ…。

記載されていることは、会社・組織の中だけでなく、

私生活でも参考になることが多いと思います♪。

『抽象の力』。

造形作家の岡﨑乾二郎氏が、

同時代のアートの動向を考察したものをお勉強。


抽象の力 (近代芸術の解析)
亜紀書房
岡崎 乾二郎

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抽象芸術を軸に議論を展開していますが、

漱石が出てきたり、

熊谷守一が論じられていたり、

具体美術協会の意義について触れられていたりと、

単なる抽象芸術論ではない、議論の広がりがあります。


熊谷守一については、単なる猫の絵の作家ではないということが良くわかりました。不勉強すぎたかな…。

『鉄道伝説』。

BSフジで放送中?の鉄道伝説が本になりました。


完全保存版 鉄道伝説 ~昭和・平成を駆け抜けた鉄道たち~
辰巳出版
BSフジ「鉄道伝説」製作班

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映像で見ていると説得力があったのですが、

本で読むと何だか良くわからない構成になっています。

メディアの違いで同じことが書いてあってもこんなに印象が違うんですね…。

『感性は感動しない』。



美術評論家の椹木野衣氏のエッセイ集。

美術のことだけでなく、音楽、本の読み方、お酒のことなどなどについて、筆者の見解・思考の過程が記されています。






必ずしも全ての内容に同意するわけではありませんが、肩肘張らずに気軽に手に取ることができる一冊でした♪。

オランダ島の陸中山田駅。

リアス線陸中山田駅。

愛称は、山田湾に浮かぶ大島の別名、「海のオランダ島」です。

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オランダ島、と言うことで駅舎も、オランダ風?の風車を象ったもの。

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因みに風車部分はまわらないそうです…。

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と、ぼやぼやしているうちに、久慈~盛間の直通列車が到着。

計163キロ余りの長旅です。

鮭とひょうたん島の大槌駅。

リアス線で、鵜住居の隣の駅、大槌。

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大槌湾内ににひょっこりひょうたん島のモデルとなったと言われる蓬莱島があることから、

駅舎はひょうたん島を模した形になっています。

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赤い柱は、蓬莱島にある赤い灯台を模したもの。

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愛称は、鮭とひょうたん島の町、です。

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駅前の時計もよく見るとひょうたんデザインになっています。

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駅周辺は、ひょっこりひょうたん島の登場人物がそこかしこに。

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再放送世代ですし、ちゃんと番組を見たことが内ので、キャラの名前が良くわからないのが、少し残念。


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やっぱり、真新しい線路ですね。

逆光の釜石線。

花巻に向け出発の準備をする釜石線の車両。

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通学する生徒さんほかを乗せてゆっくりと発車していきました。

34年ぶりの釜石駅の駅そば。

釜石の駅そばで34年ぶりにわかめそば。

当時食べたメニューは忘れてしまいましたが、当時、山手線内にあった立ち食いそば屋ではまっていたのはわかめうどんだったので、多分、わかめの入ったうどんかそばを食べたはずです。

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と、懐かしさを覚えながらも、

場所が少し変わったなぁ、とか、

新日鐵の高炉を見ながら食べたなあとか思い出しながら

一杯のそばをすすりました。


ごちそうさまです♪。

名酒居酒屋で乾杯@よしよしinかまりばで

釜石の中心街にあるかまりばの中の1店、よしよし

日本酒の種類が豊富な居酒屋です。

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十四代のラインナップも圧巻ですが、

あえてここは、岩手のお酒と宮城のお酒でせめてみました。

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気仙沼の男山本店が大谷の大越酒店とコラボして作った鼎心は、フレッシュな一本。


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新鮮なお刺身とも好相性です。

リアス線・トライステーション鵜住居駅。

3月に再開通した旧国鉄山田線。

三陸鉄道リアス線として復活です。

今回は、鵜住居駅から釜石駅まで乗車。

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ラグビーワールドカップの会場の鵜住居復興スタジアムが近くと言うことで、愛称はトライステーション。

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ホーム上の待合室は、近くにお子さんたちが華やかにデザインしてくれています。

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誰も乗らないかと思いきや、結構、列車待ちの人の姿も。

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真新しい線路が続きます。

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なお、鵜住居駅の周囲は、先の震災の際に大変多くの方が犠牲になった場所です。

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慰霊碑や伝承施設なども一部オープンしています。

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屋内スポーツ施設も建設中。ワールドカップに間に合うよう完成させる見込みだそうです。

で、釜石行到着。

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レトロな車両と通常車両の2両編成。

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結構、お客さんが乗っていました。

陸前高田遠望。

3ヶ月ぶりに陸前高田を訪問。

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少しずつですが建物が建ってきています。野球場や市民会館の工事も始まっているようです。

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毎回、少しずつではありますが、確実に街が再開し始めているのを実感します。

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漁亭浜やで北限の生しらす丼。

閖上朝市のメイプル館。カナダの協力を頂いた施設らしく、カナダ国旗がたなびいています。

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中は、物販施設の他、ちょっとしたフードコートになっています。

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今回はその中の1店、漁亭浜やで、北限の生しらす丼。

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しらすに北限があることを知りませんでしたが、

美味しい生しらすでした♪。

阿武隈急行&福島交通飯坂線。

阿武隈急行線と福島交通飯坂線は同じホームから出発。

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ある意味理想的なローカル線です。

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鉄道むすめのスタンプラリー?中??みたいですね。

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ほとんど会社による違いがわからん…。

福島の桜。

福島では先週末開花したそうですが、

県庁前の日当たりの良いところではほぼ満開でした。

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今日はちょっとひんやりしていましたが、

東北にも着実に春は来ています。

四年ものの大いばり。

岐阜・瑞浪の若葉さんの限定無濾過生原酒大いばり。

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ラベルに負けず力強いお酒です。

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いつの間にか4年が経過し、益々味がのってきたような気がします(気のせいかもしれませんが…)。

『沖縄の名城を歩く』。

沖縄のグスクについてお勉強。

グスクというと、首里城や今帰仁グスク、勝連グスク、中城グスクなど、有名どころしか知りませんでしたが、大小様々な、また、歴史的に意味のある場所も多々あるようです。


沖縄の名城を歩く
吉川弘文館

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残念ながら記録が余り残っていなかったり、

早い時期から放棄されたものがあったり、

戦争で破壊されたものがあったりと、本土の城ほど研究が進んでいない面もありますが、

本土とは違う独特の造りになっているので興味はそそられます。

『にっぽんの秘島』。

日本の離島を集めた一冊。





北は利尻島から南は波照間島まで、大小様々な島が紹介されています。一つ一つの記述が物足りないのは紙面の制約と言うことでやむを得ないところでしょうか。

海ほたるや台場など、島?といえるのかな、というところも数多く掲載。

やっぱり直島に行きたいなぁ…。

『新復興論』。

まじめな問題に対しふまじめに、ふまじめをまじめに考えましょう、といったようなスタンスで福島の復興について論じた一冊。



浜通り地域を、

「首都圏のバックヤード」

として自己評価し、そこからの脱却を目指す

「いわき潮目文化共創都市づくり」

を提唱し、活動をしている筆者が、

福島の被災者の視点から「復興」について、批判的に論じています。

一部感情的になっているのかなと思われる部分もありますが、

大宗は冷静な議論が綴られています。

例えば、

「何かしらの事業を続けていくためには利益を生み出していく必要がある。しかし、利益を出さなくても「復興」さえ掲げれば金銭的、人的な支援が受けられてしまう。それが地域の自立を妨げる障害になっている面がある。「復興の利権化」や「支援の受け慣れ」といってもいいかもしれない。もっとも、これは被災地に限らず、助成金絡みの地方活性化プロジェクトなどに共通する問題かもしれない。助成金ありきの地域づくりになってしまうのだ。」(pp.40-41)

とか、

「東日本大震災で被災した東北の港町。その多くは、震災前から衰退が始まっていた。皆、口を揃えて「かつての賑わいを取り戻したい」と言う。しかしその「かつて」とはいつのなのか。(中略)どう冷静に見積もっても、被災地は、これまで以上に急速に衰えていくか、あるいは震災を原動力とし、アクロバティックにまちづくりを展開して生き残りを模索するか、濃淡はあれど、そのどちらかの道を選ぶほかないように見える。コレまでのように「現状維持を狙いつつまったりと衰えていく」なんてことは望めないのだ。」(p.42)

あたりなんかは、被災者サイドからは中々言えない内容です。

また、

「福島にまつわる話は容易に二元論化していく。中庸がなくなり、「どちらか」の立場を表明しなければならなくなってしまいがちだった。コップの中で交わされる議論は高度化し、関心のある人だけが激烈な議論を繰り返して摩耗している、というふうにも見える。中間にいる人たちは、エスカレートした議論についていけなくなし、最後には「めんどくさそう」「もう関わらないでおこう」と避けてしまう。このように中庸が抜け落ち、極端な意見やデマだけが残ってしまう状態を「風評の固定化」や「記憶の風化」と呼ぶのではないだろうか。だから私は、色々な方々が福島を語って良いと、常に中間層を意識するような発言を心がけてきた。」(pp.54-55)

なんかは、政治的・社会的な状況を良く表していますし

「多くの識者が指摘するように、正しい情報を発信するというのは大前提だろう。ただ、これだけに囚われると硬直化してしまう。だから「正しい情報の発信」は自治体に頑張ってもらうことにしよう。自治体が「おいしい」や「楽しい」を連発すると官製PRになり、かえって胡散臭くなる。自治体は、コツコツと図った数値を公表し、できることなら在京メディアなどでも取りあげてもらえるよう働きかけたり、生産者が首都圏などで商品をアピールする「場」を提供することに注力して欲しい。
 正しい情報だけでは人は動かない。人の心が動くのは「おいしい」や「面白い」や「楽しい」と相場が決まっている。これをやるのは私たちのほうだ。」(p.58)

風評・リス込み対策についてのヒントもあります。

他方で、考え方を強制的に変えることはできないので、それに対する寛容な精神の持ち方が重要ということも忘れません。

「「福島ではガンが続発!」というようなデマ情報には毅然として対応しつつ、「福島県産を選ばない」という選択の自由は担保されるべきだろう。」(p.61)

「必要なのは放射線の知識ではない。食についての基本的な情報を粘り強く熱心に伝えていくことである。あくまで職の魅力や基本的な情報を伝える中で、補足的に、そこはかとなく放射能の情報を付け加えていく。そうすれば、フラットな状態で福島の食に興味を持ってもらえ、結果的に放射線に対するぼんやりとした不安も取り除かれるのではないだろうか。」(p.90)

また、被災者支援を考える際にも、いくつかのヒントが。

「私は、復興するというのは「被災者でなくなる」ことでもあると考えている。だが、実際には、外側からも内側からも被災者でいることを求められ、求めてしまう。復興を叫ぶほどに被災者という立場を固定してしまうわけだ。さらに、復興は誰もその中身を問わない。復興というと何かいいことをしているかのように感じてしまう。復興を叫ぶほど個別の課題の存在が見えにくくなり、解決をかえって遅らせてしまうことにもなる。それは果たして復興なのか。」(p.98)

だんだん饒舌になってきます。

「故郷の復興を願わない人はいない。しかし、そうであるがゆえに、復興を「卒業」しなければならないのではないだろうか。いや、復興政策は個人の意思とは関係なく続いていくだろうから、卒業することは難しい。だったら復興をドロップアウトしてしまおう。復興に寄りかかって、いつまでも「被災者」でいるわけにはいかないし、復興なんていうなんとでも取れる言葉に寄りかかわるわけにもいかない。クソ真面目なことしかできない復興なんて中退してしまえばいい!」(p.100)

賠償金について筆者の認識。良くある話ですが、本書では根拠までは明示されていません。

「極端な言い方になるが、アイデアがないと、自社の商品が売れない理由を風評被害に求めてしまったり、売り上げ減を賠償によって補填するようになってしまう。賠償金が打ち切られるのを防ぐために、震災前の売り上げを超えないように数字を操作する会社も少なくないという。具体的な事件となって表沙汰になったわけではない。ただ、そのような話を裏で言われるような状況では、魅力的な産品など生まれるはずがない。」(p.152)

産業・生業支援については、東日本大震災にとどまらず全国的な課題ですが、実体験に近い言葉だけに説得力があります。。

「もちろん、助成金があったことで一歩踏み込んだチャレンジが軌道に乗った事業もあるだろう。だから、一概に復興予算や助成金を悪だと言うつもりはない。それは必要なものだ。ただ、私は、助成金が活躍するのをあまり見ることができなかった。身銭を切らないので本気度が高まらず、事業自体がおざなりになってしまう。そして「助成金をとるための事業」を作り出してしまい、結果的に助成金への依存度を上げてしまう。私が個人的に体験してきたのは、むしろそのような場面だった。復興予算や助成金に甘えているうちに、失われたものがかなりあったと私は感じている。
 もともと下請け気質が強い土地にわいてきた助成金や復興予算。それは、福島の発展を進めたのだろうか。それとも衰退のスピードを速めただけだったのだろうか。もう少し時が立たないとわからないかもしれない.だから検証が必要だ。悪を懲らしめろというのではない。
「震災後だったししょうがないじゃんん」と言ってしまっては、これから再び起こるかもしれない災害の教訓にできない。助成金や補助金の問題は、全国の地方に共通する話題でもある。折に触れて検証し、その結果を共有しながら、地域作りに役立てて欲しいと思う。」(pp.163-164)


東電賠償スキームの問題点は多々ありますが、被災者視線で行くと単純な線引きの中と外で大きく違ってくるモノです。それが社会的公正に照らして道家、波議論が必要ですが…。

「問題は、賠償が事業の自立支援ではなく生活補償になっていることだろう。今後廃業を予定している人と、事業を継続・拡大したい人が、同じシステムで補償されていることに大きな問題があると思う。」(p.167)

「助成金の魔法は怖い。助成金の申請や行政との協働ばかりを続けていると、いつの間にか行政のニーズを先取りしてしまうようになる。地元の「助成金錬金術士」の人たちの言葉を聞いていると、彼らは鑑賞者やお客に良い者を届けたいのではなく、助成金を取るための規格を作りたいのだ、と感じてしまう。以前は意気揚々とプロジェクトを進めていたのに、いつの間にか、行政の人間のようにリスクを過剰に取り除き、当たり障りのない役所文学で企画書を書き、立ち居振る舞いまで行政の人のようになってしまった人たちをよく知っている。」(p.333)

色々と被災地の実態を日常的に感じ取りながらの提言は中々読み応えがありました。

ただ、

この筆者を持ってしても、どうしても感情的にならざるをえない部分があるというのが現実なんだな、と言うことも改めて思い知りました。





新復興論 (ゲンロン叢書)
株式会社ゲンロン
2018-09-01
小松理虔

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『沖縄の聖地 御嶽』。


沖縄の御嶽についてお勉強。


沖縄の聖地 御嶽: 神社の起源を問う (平凡社新書)
平凡社
岡谷 公二

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沖縄の御嶽について、その起源や歴史、現代における御嶽の扱われ方について記述。

本土の神社の古来の姿との通説の検証や

和寇・大陸との関係、

朝鮮半島の聖地との類似点・相違点

などなど様々な視点から考察。


しかし、

聖地、御嶽にずかずかと入っていくのは、いくら研究とは言えいかがなものかと…。